TCAP インタビュー #001 / 「博報堂を辞めて立ち上げ – 独自のスタイルで進むNPO」 阿部将顕 氏 – RAW SKOOL / 特定非営利活動法人Street Culture Rights 代表/Co-Founder  | TOKYO CREATIVE ACTION AND PROJECT

TCAP インタビュー #001 / 「博報堂を辞めて立ち上げ – 独自のスタイルで進むNPO」 阿部将顕 氏 – RAW SKOOL / 特定非営利活動法人Street Culture Rights 代表/Co-Founder 

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ストリートカルチャーを通じて次の世代に「きっかけ」を与える活動に取り組むRAW SKOOL。
今回のインタビューでは、独自のスタイルで活動を続けるRAW SKOOLの代表阿部将顕さんに、お話を伺いました。

インタビューでは、NPO立ち上げ時の話から、9月29日に開催予定のイベント「RAW SKOOL JAM 2013 Canada Edition」の話題を軸に、阿部さん独自の価値観や世の中に対する考え、ストリートカルチャーやアートの可能性、国際交流の在り方等、様々なトピックについてお話し頂きました。


RAW SKOOL / 特定非営利活動法人Street Culture Rights
代表/Co-Founder 阿部将顕 氏

– プロフィール
岩手県出身。早稲田大学大学院(建築学)、博報堂、Summify(カナダ)を経て、フリーランスおよびRAW SKOOLプロジェクト設立。ダンスチーム「BORN 2 FUNK」に所属し、国内、カナダ、オーストラリアで優勝を経験。

RAW SKOOL ホームページはこちら


「上の世代から若い世代へ矢印を向けたい」
―まずはじめに、活動の概要を教えてください。
RAW SKOOLプロジェクトは僕らよりも下の世代に、僕らの世代がストリートにおいて
できることをやろう、という試みで、ワークショップやイベント、海外派遣プログラムを行っています。
イベントは僕らだけで主催するものもあれば、例えば去年は学童や聾学校などでも開催しました。

既にあるBBOY(ブレイクダンス)のコミュニティはもちろん、頻度は低いですが、ストリートカルチャーに触れたことがない子供のところへも行っています。
基本的に「子供にいろいろなきっかけを与えたい」という想いで活動してますね。

ダンス界に限らず、世の中全体として上の世代から下の世代に“矢印”を向けたい。下の世代がお金を払って上を支える、というベクトルを変えたいなと。
社会全体として、大人たちが若い世代に目を向けて動かないとまずいのでは、という思いがあります。

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―以前からそのような考えを持たれていたんですか。何かきっかけがあったんでしょうか。

多分、親父の影響ですね。うちの親父は「学校は行かせてやるから、親に恩返しなくていい。
そのかわり自分の子供にも行かせてあげろ」って。そういう風に小さいころから言われて育っている影響なんじゃないかなと。
もちろん、上の世代を敬うことは当然だし、感謝もしています。親孝行もしますけど(笑)

あとは、「Pay it forward」っていう映画があって。
いいことをされたら、次は自分が3人にいいことをするっていう…それもインスピレーションの一つかもしれないです。

今の社会の仕組みを見ると、「逆じゃないかな」と思う部分もありますね。
今は、下の世代がお金を払って上の世代を支えているっていう社会ですけど、
上の世代が力を合わせて下の世代を支えるベクトルを増やさないないと、全体が先細りしてしまう。
年金なんかそうですね。

例えば僕で言うと、ダンスや広告代理店の経験から、出来る範囲で資金を集めて、それを下の世代に使うと。
そんな流れが出来てもいいんじゃないかな、と思います。僕らの世代は、こんな風に下の世代の為に動いている人が割と多いんじゃないかな。

―NPO立ち上げの経緯を教えてください。広告代理店にいらっしゃったんですよね。

そうです。新卒で博報堂に入って3年4か月くらいいました。

―そもそも博報堂を選んだ理由って何だったんでしょうか。

僕は早稲田の建築学科にいて、歴史とかデザインの勉強をしていて…
でも、建物って宿命的にいつかは壊すんですよね、遺跡にならない限り。すごく儚いな、と。
すると、ハコを作ることへの興味が薄れていって、どちらかというとそのハコのなかで起きることとか空間、ソフトの方に興味が湧いて。

そんな話を先生としているうちに勧められたのが、広告代理店。
それで、形の無いものをデザインするのもいいな、と思いました。

ただ基本的には、社会的な問題を捉え、クリエイティビティを入れて解決すると言う部分では、建築の世界と広告の世界は似ていると思います。
頭の使い方が似てますね。

―なるほど。それがきっかけで博報堂で働いて… 辞めてからNPOを立ち上げるまでに少し間が空くんですよね。

空きます。会社を辞める時はNPOをやるなんて全く思っていませんでしたね。

<次のページへ続く>

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